信州八ヶ岳高原小淵沢ペンションうおっちんぐ
八ヶ岳ペンションうおっちんぐの山情報・権現岳、編笠山

八ヶ岳を歩く 
権現岳(2715m)、編笠山(2524m) 2004年6月17日

地図とGPSによるルートの軌跡

梅雨の中休みに、権現岳の岩場に咲く花をもとめて登った。観音平から押手川、ここから編笠山を巻いて青年小屋へ至り、権現岳に登る。帰路は青年小屋から編笠山の山頂を踏んで下山。雲海から富士見平経由で観音平のコースをとる。

観音平の駐車場を4時20分に出発。もう辺りは明るくなっていた。
駐車場の左手からグリーンロッジへ行き登山計画書を入れる。
グリーンロッジを左に見ながら進むと、左へ富士見平への遊歩道が分かれる。間もなく登山道に合流し左折する

カラマツ林の中の道を進む。
登山道脇には花期の終わったレンゲツツジがわずかに咲いている。
30分程で明るく開けた所があるので、1本入れたくなるが、雲海まで我慢しよう。
雲海までは50分程だ。


ここにはベンチが二つ有り、休憩には良いところだ。
左から富士見平からの道が合流している。
下を見れば今日は雲海だ。
名前はここからかな。
押手川を目指す。雲海からは樹相が変り、針葉樹林やシャクナゲの中の単調な登りが続く。
キバナノコマノツメやマイズルソウ(左の写真)が咲いている。
傾斜が弱まると間もなく押手川だ。
ここはうっそうとした樹林帯の中で、
編笠山への道と青年小屋への道が分岐している。
ここの案内板には押手川について次ぎのように書かれている。

標高2200メートル うっそうたる森林に冷気さえ感じ あたり一面は苔におおわれた平坦地 その昔、ここをおとずれた登山者が水を求めて苔を手で押し探したところ、コンコンと清浄冷水が涌きでたことから、押手川と言われた。観音平から1時間30分登山者の休息地として最適である。

とある。しかしわずかに流れている水を飲みたいとは思もは無いし、薄暗い場所なので休憩にはどうだろう。
右手青年小屋への道に入る。5分程で開けた所がある。休憩するならここが良いだろう。


登りの道が続く。
コイワカガミやゴゼンタチバナ、ミツバオウレンが咲いている。
コケモモは咲き始めだ。
ゴゼンタチバナ

やがて道は平坦から下りになる。右前方には樹間から権現岳が見えるようになると青年小屋への道標が現れる。編笠山が望める。
ここからは青年小屋への登りになる。
押手川からここまで50分、青年小屋までは20分だ。
         

権現岳への道は初めは林の中だ。
やがて樹間から目指すギボシ、権現岳が見えてくる。
ノロシバを越え西ギボシの登りになる。
ガレ場状の道をジグザグに登り、クサリ場のある稜線直下の巻道を登るとギボシとの鞍部に至る。
ギボシも佐久側を巻いて登る。クサリ場がほとんどだ。岩礫の急斜面で足場が悪いし岩ももろい。
慎重に登る。

      

権現小屋と権現岳

権現小屋を過ぎると、間もなく左へ赤岳への登山道が分岐している。
権現岳の岩峰は目と鼻の先だ。
権現岳山頂


岩峰をよじ登り、狭い山頂から360度の展望を楽しむ。
諏訪側も佐久側も雲海で、そこに浮かぶ南アルプス、富士山、奥秩父の山々。
目を転じれば赤岳を初めとする南八ヶ岳の山々、その向こうに蓼科山が浮かぶ。
飽きることの無い展望に疲れも忘れる。





西ギボシからギボシそして権現岳にかけて、多くの高山植物が見られる。
コメバツガザクラ
そろそろ終わり
イワベンケイ クモマナズナ

イワヒゲ
咲き始め
ミヤマキンバイ コイワカガミ

チシマアマナ ハクサンイチゲ
一番多く見られた

山頂を後に編笠山を目指す。
来た道を青年小屋まで引き返す。
あらためて可憐な花達に心を奪われる。
ウッカリ見とれていると足元をすくわれる。
慎重に!慎重に!

青年小屋に到着。
遠い飲み屋のちょうっちんが下がっている。
主は不在だ。尋ねると権現小屋だといわれた。えっ!誰もいなかったのに!
そう言えば分岐から赤岳よりで仕事をしていた人達がいたっけ。残念!
ちなみに主は同じ町内の住人。

編笠山へはまず巨岩累々とした斜面を赤ペンキをたよりに登る。


振り返れば佐久側からガスが沸いてきて、
権現岳を隠し始めた。
編笠山上空にも。


続いて樹林の中を一直線に登る。
シャクナゲの木が多い。
ここには花の姿はあまり無い。


咲き始めたコケモモ、ウスバスミレ、ミツバオウレン(右から)


岩塊に覆われた山頂に着く。
熔岩円頂丘であるこの山は、山頂の状態が蓼科山と似ている。
上部の傾斜がキツイのも同様だ。

佐久側からだけではなく、諏訪側からもガスが沸いてきて展望は期待出来ない。
小休止の後下山を開始。
ここからは観音平への道以外に、不動清水経由富士見高原への登山道があるので、特にガスの時は注意が必要だ。

下山を開始。間もなく千葉の中学生の団体さんが登ってきた。海辺の子供達150名だと言う。
先頭グループの子供達は元気が良いが、長く伸びた列の後ほど疲れた様子だ。
口々に”あと何分位ですか?”と尋ねられる。
”あと30分”と答えると、さっき下っていった人は”あと20分と言ったけど!”と疲れた顔で問い掛けてくる。
一般の登山者も同様の質問が多い。
ここの登りがキツイ証拠かな。下山でもかなりこたえる。僕だってこの登りはイヤダ!

登ってくる子供達と会話しながら下ると、いつの間にか、いくらか傾斜が緩み、
うっそうとした樹林の中を道をはずさない様に下って、押手川に着く。
雲海からは右に富士見平経由の道に入る。
どちらでも時間的に差は無い。
展望台で左折して観音平へ向かう。
ここにはベンチが有り、休憩には良い所だが、樹林にさえぎられて展望は望めない。
歩きやすくなった道を下る。ここは遊歩道になっている。
途中カラマツ林の笹原の中に、巨岩があちこちに点在している千畳岩がある。


無事観音平の駐車場に下り着く。
広い駐車場は満車に近い状態だ。
今日も充実した登山が出来た。
いつもながら山に感謝!感謝!登らせてくれて有難う!

歩行時間:7時間25分
 観音平(50分)雲海(40分)押手川(1時間10分)青年小屋(1時間15分)権現岳
(1時間)青年小屋(30分)編笠山(1時間)押手川(25分)雲海(15分)展望台(20分)観音平


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