八ヶ岳 小渕沢 ペンションうおっちんぐの山情報・桜平から硫黄岳、横岳

八ヶ岳を歩く

硫黄岳(2760m)・横岳(2829m)    2006年9月5日

GPSによるルートの軌跡
移動性高気圧に覆われた、秋の長雨の前の一日、桜平から硫黄岳、横岳を往復した。シーズン最後に咲くトウヤクリンドウや他の高山植物の写真を撮るのが目的だ。八ヶ岳は夏の登山シーズンが終わり、静けさを取り戻していた。やがて訪れる降雪前を惜しむように、高山植物が咲いていた。

まだ薄暗い桜平を出発。車止めのゲートを出て、車道を下って行く。沢にかかる橋を渡った左手には、簡易トイレが2基設置されている。この先30分足らずで夏沢鉱泉に着くので、そこの有料トイレ(100円)を利用した方が快適だ。
車道を登って行く。路肩にはキバナノヤマオダマキやトリカブトが咲いている。夏沢を渡ると夏沢鉱泉だ。

建物の壁にはソーラーパネルが取り付けられている。浄化槽の動力の一部として太陽光が使われている。
夏沢鉱泉からは、夏沢の右岸の山道を行く。キオンやサラシナショウマが咲いている。
やがて左岸に移ってしばらく行くと再び右岸に渡り、沢から離れて樹林帯の中を登るようになる。山道の傍らにはカニコウモリが咲いている。
傾斜が緩くなってくると樹林が切れ、前方には硫黄岳の山体が見えてくる。オーレン小屋は近い。トリカブトがやたらと多い。

小屋の前の沢を渡ればキャンプ指定地があり、そのまま進むと峰の松目、赤岩の頭方面だ。
オーレン小屋から夏沢峠を目指す。小屋を出てすぐ左に箕冠山への道を分け、涸れ沢のような石ゴロの緩やかな道を登って行く。
樹林が切れ前方が明るくなると夏沢峠だ。左へ行けば箕冠山、天狗岳方面。右に行けば目指す硫黄岳方面だ。登山道を挟んで山びこ荘とヒュッテ夏沢が建っている。その背後には硫黄岳の荒々しい火口壁が望める。
山びこ荘の脇から佐久側に本沢温泉への道が下っている。樹林帯の登りを抜け、振り返れば眼下には夏沢峠に建つ山小屋、箕冠山、稲子岳、遠く浅間山が見える。

右手には峰の松目が朝日に輝いている。
岩礫の斜面の登りになる。初めは日陰で肌寒い。お目当てのトウヤクリンドウが咲いていた。

硫黄岳山頂近くの大きなケルンが近ずいてきた。山頂は近い。左手には硫黄岳の火口壁が真近に見える。
岩礫に覆われた広い硫黄岳の山頂に着く。

振り返れば天狗岳、蓼科山が美しい!
北側を見れば、南八ヶ岳の山々が見渡せる。硫黄岳からの横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳のこの眺めは僕の好きなビューポイントの一つだ。

硫黄岳山頂を後に硫黄山荘を目指す。大きなケルンが道しるべだ。ガスに巻かれたときは心強いケルンだ。
コマクサが咲いていた。
硫黄山荘周辺ではまだ多くのコマクサを見ることが出来る。
横岳を往復するのでサブザックに詰め替え、硫黄山荘にザックをデポする。

岩礫弛を登る。左右の砂礫地にはコマクサが咲いている。砂礫地を行くと岩尾根になり、ここからが鎖や鉄梯子のかかる横岳の核心部になる。
この厳しい岩場にコウメバチソウやトウヤクリンドウが咲いていた。
悪場をぬけると奥の院、横岳山頂だ。今年二度目の山頂を踏んだ。

     横岳山頂からの赤岳→
しばらく三叉峰との間で花を探したが見つからず、引き返すことにした。岩場でヤツガタケアザミとコバノコゴメグサにであった。


←天を突く大同心の威容。

硫黄山荘に戻り、ザックを詰め替え硫黄岳山頂へ。
硫黄岳山頂から赤岩の頭下へ下り、分岐から右に下りオーレン小屋に戻った。途中で登山道を整備する若いお嬢さん2人に出会った。小屋の関係者だろうか。ご苦労様。

オーレン小屋の近くには、ヤツガタケアザミ、キオン、ヤマハハコ、トリカブト等が咲いていた。
一路往路を桜平目指して下った。路肩にはホタルブクロやハナイカリがひっそりと咲いていた。
無事桜平に到着。
今日も山に感謝!
歩行時間:7時間15分
 桜平(30分)夏沢鉱泉(50分)オーレン小屋(25分)夏沢峠(1時間10分)硫黄岳(20分)硫黄山荘(50分)横岳(30分)
硫黄山荘(30分)硫黄岳(15分)赤岩の頭下分岐(50分)オーレン小屋(40分)夏沢鉱泉(25分)桜平


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